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バタイユ
そろそろ2009年も終わる。ちょっと早いけど今年読んだ本の中で一番衝撃的だった本のブックレポ。
衝撃度第一位は・・・・
ジョルジュ・バタイユ 『エロスの涙』

バタイユはフランスの思想家で、ちょっと異端児っぽい。
無神論者でニーチェから深い影響を受けてるみたいだけど、究極的なテーマは「死」と「エロス」にしてるところがバタイユをバタイユたらしめてる感がある。難しい思想家でちょっと読んだだけは到底理解できない人物だけど、そこがまた面白い。ちなみに私は全然理解できてない・・。

本日のテーマ『エロスの涙』はバタイユの最後の著作。フランスでは発禁処分になったとか。写真や絵が超過激だからかしら?本人の思想的要素の根幹を作り上げた本国で発禁処分にされて東洋の人間が読むといういびつさ。。。

この本読んで、自分がフランス人だったら、というか、フランスの価値観、文化、宗教的環境に馴染んだ人間として本書を読んだら感じ方や理解度も違ってくるんじゃないかと思った。
西洋的な思想と東洋的な思想って厳然と存在すると思うんだよね、いくら世界が小さくなったとはいえ。そこに異文化理解の重要性を見出すわけだけど、社会科学の限界を感じてしまったりもする。

本書は、エロスの始まり(第1部)、終わり 古代~現代へ(第2部)、結論(第3部)の構成。一部で先史時代の死の意識と労働について、二部で戦争とキリスト教時代のエロティシズム、結論で宗教的供犠と中国の処刑の写真を使って死と性と生を論じてる。

バタイユの主張は、人間は生物の中で唯一生殖とエロティシズムを別個のものとして捉え、そのエロティシズムは死の前提条件と位置づけているところにあると思う。
エロティシズムとは目的の意識的な追求で、意識的でないものは人間的でないという。
死の認識の有無で、人間と動物を分けてる。

ここまで書いててもなんかうまくレポできてないような気がするわぁがっくりでもね、もっと面白いんだよ。
根拠の弱さもあって、学術としては?な部分も多くて批判的に読むのもまた一興。
その一方でなるほどね、みたいな部分もあって、特に労働の記述に関しては毛沢東思想との類似性も見え隠れ。

エグいものを見る勇気のある人にはオススメできる。
でも、マジ、写真とかエグいよ。一日ご飯食べられなくなった。
あと電車の中で読むのもやめたほうがいい。
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[2009/10/26 22:27 ] | | コメント(0) | トラックバック(0)
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