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サソリとカメのお話
今日は完全なるひとりごと。

でも深い話だから、書いておこうと思う。


友人から聞いたはなし。


むかしむかし、森にサソリくんが住んでいました。
でも、サソリくんは森の嫌われ者でした。
それは、サソリくんは森の仲間をその鋭い毒針で刺して傷つけたり、時には殺してしまったりするからです。

ある日サソリくんは森から出てみました。
するとそこには大きな川がありました。

サソリくんは川を渡ってみたいと思いました。
川を渡って違う土地に住みたいと思ったのです。

でも、サソリくんは泳げません。一人ではどうやっても川を渡ることはできません。
そこにカメくんが通りかかりました。
サソリくんはカメくんに向こう岸まで連れて行ってもらおうと思いつきました。



「カメくん、キミの背中にボクを乗せてくれないかい?向こう岸に行きたいんだ」

するとカメくんは難しい顔をして言いました。
「いやだよ、サソリくん。キミはあんなに森の仲間たちをその毒針で刺してきたじゃないか。
ボクはキミに刺されるのはまっぴらごめんだ」

するとサソリくんは言いました。
「カメくん、よく考えてごらんよ。ボクがキミを刺すわけはないじゃないか。
 だって、キミを刺してしまったら、ボクも川で溺れてしまうよ。」


カメくんはサソリくんの言い分はもっともだと思いました。
たしかにサソリくんの言うとおり、サソリくんが途中でカメくんを刺したら、泳げないサソリくんは向こう岸にたどり着くどころか溺れて死んでしまいます。


そこで、カメくんはサソリくんを背中に乗せて向こう岸まで行くことにしました。


カメくんはすいすいと川を渡っていきます。
サソリくんも向こう岸がどんどん迫ってくるのに興奮しています。

「カメくん、ボクは向こう岸に行ったらたくさん友達を作るんだ。楽しく幸せに暮らすんだ」

サソリくんはカメくんに新しい世界での楽しい生活を話しました。



ところが、川の真ん中くらいにさしかかったところで、サソリくんは突然カメくんに毒針を向けます。

サソリくんは我慢しようと思います。
ここで刺してしまったら、ボクは向こう岸に行けない。


でも、ついにサソリくんはカメくんにその鋭い毒針を刺してしまいました。


カメくんは苦しみました。そして薄れ行く意識の中でサソリくんに尋ねます。

「サソリくん、どうしてボクを刺すんだい?キミは向こう岸まで行けないじゃないか。」

すると、川の流れに飲まれながらサソリくんは答えます。

「だって、ボクはやっぱりサソリだもの。」




生まれ持ったサガは変えられないっていう教訓らしいんだ。

自分が望まない方向に進んでいくのはわかってるのにそのサガに逆らえない苦しさ。
サソリくんはどんな思いで川に飲まれていったんだろう。

そして、カメくんはサソリくんに刺されたときどんなふうに思ったんだろう。

ほら、やっぱり刺したじゃないか。サソリくんを信じた自分がバカだった。

それとも、
新しい生活を夢見て、川の途中まで我慢してボクを刺さなかったサソリくん。


答えはわかんないけど、答えは自分自身で決めるものなんだろうなって思う。
人を信じることや、何かの信念を持つことって、周囲にどんなふうな見方をされても自分の中に確固たる自信を持ってそれに進むことなのかもしれないなって思ったお話でした。

じゃないと、周りのモノの見方に流されるだけで終わっちゃうんだろうな。
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[2010/01/17 21:32 ] | 日記 | コメント(0) | トラックバック(0)
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