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ぜいきんのつかいかた
日本では仕分け人が仕分けている昨今。
ちょっと忙しくてブログをお休みしてましたが、元気でやっとります。

さて、今日は思うところがあって税金の話。


「草の根無償資金援助」という外務省の資金援助スキームがあります。

この趣旨というのは、1000万円を上限として途上国の援助の届きにくい住民、団体に対して即効性の高い援助を行い、草の根レベルで支援を行うというもの。

そもそも「草の根」という言葉は80年代までの開発が開発のしやすいところ(首都圏、幹線道路に近い場所、先進国がアクセスしやすい住民)に対してしか行われてこなかったことに対する反省から生まれた言葉。
もっと援助の届きにくい地方部、英語等が話せない住民、非識字者、身体障害者への援助を行うことで初めて途上国の底上げができるのではないか?というスタンス。

で、この「草の根」にフォーカスした「草の根無償資金援助」に途上国地元住民がアプライしようとする。
すると笑えるくらいおかしな矛盾が生じる。

①書類は全部英語で提出しなければならない。
ネパールを例に考えるならば、英語が話せる人間は高学歴の人。例えば身体障害者のケア施設や支援するNGOにハイレベルな英語が堪能な人は少ない。
②資金の20パーセントは自己負担。(1000万円の建築物なら200万が自己負担)
お金がないから資金援助をお願いしてるのでは・・・?
③書類がめちゃくちゃ細かい。
字が読めない、書けない人に過去3年~5年の会計報告書とその不明部分の指摘を英語で文書にしてください。赤字の妥当な理由を提出せよ。・・無理じゃない??

そうすると結局この資金スキームにアクセスできる人って英語が堪能なスタッフがいて、ある程度自己資金がある大規模NGOか行政ってことになる。



・・・草の根だよね??



でも、これもすべて税金。納税者の理解を得るためには仕方ない。
外務省の考え方わかる。
数字で客観的に理解できる、妥当性のある援助でないと納税者の理解が得られない。
まったくだ!!
納税者の目は厳しいのです。特に昨今は。


でも、ふと思う。
私も含め、私たちは成熟した市民社会の中で生きているんだろうか?
先進国の懐の深さを途上国に見せられているだろうか?
自分たちの払った税金がどのように使われるのか、しっかりとアンテナを張る姿勢が成熟してきていると思う、今の日本社会。
でもそれはすべての使途を明確にして、タイトな会計にすればそれでいいのだろうか?
「先進国」と位置づけられる国の住民として、粋な姿を他国に見せられているだろうか?



無秩序な援助、お金を乞われてほいほい渡すような国になればいいとは断じて思わない。
それでも、すべてを自分のベクトルで判断して、きっちりやるだけでない税金の使い方があってもいいよね、なーんてちょいと考えられる幅があってもいいのかなと思う。


その分協力隊員の私の存在はしっかりと仕事をしなくてはいけない部類に分類されると思う。


欧米礼賛じゃないけど、やっぱり欧米はNGOが強い。投資みたいな感じでポンとドネーションを渡して「やってみんしゃい」って雰囲気。
途上国からすると欧米の人は度量が大きいなぁと思うのかしら・・?


欧米NGOのドネーションと日本のODAはそもそも援助の在り方として根本的に違うから並べて比較することは難しいけど、途上国の人にしてみればそれは「NGO」なのか「ODA」なのかなんて詳しくわかんないしねぇ。
フォーカスされるのはどの国から来たのかという部分。


日本のプレゼンスを考える時、モノをあげました、資金を援助しました。だけじゃなくて、一緒に仕事をした人たちの心にもどんな日本人とどんなふうに仕事をしたかって印象としてのこるはず。
それもプレゼンス。


パキスタンのブット元首相が使った意味でなく、欧米人が使った「エコノミックアニマル」という言葉がふと頭をよぎった。
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[2010/11/25 23:05 ] | 日記 | コメント(2) | トラックバック(0)
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コメント
激しく同感!!!

草の根無償・・・を筆頭に、
日本は「援助」として、税金でやってる!!
っていう縛りがつよくて、(俗な言い方ですが・・・)なんだかイケてないよね。

ほんと、欧米NGOは「投資」スタンス。
ベンチャー企業に投資するかのように
ローカルNGOにお金だすよね~

それを見てたら私は、
国際協力って言っても、
「ちゃんと価値を生み出して、価値を効果的にアピールして、
ちゃんと価値を認めさせる、満足させる」
これができないと生き残れない。
という民間企業の鉄則(?)と変わらないなあ~って、
最近本当に思っています。。。

ふがふが・・・
[2010/11/29 01:15] | URL | atm #7OLTCZqo [ 編集 ]
>atm
そうだねー。私の配属先は専従スタッフ30人抱えるNGOなので、もう「会社」の感覚。
えげつない言い方をすれば、商品が物品やサービスじゃなくて、人の「辛苦」。
時々かなり悩むことがある。

「援助」って何だろう・・?ふがふがww
日本と欧米ってNGOの感覚って違うんだろうね。
日本には10人以上専従スタッフいるNGO少ないしね。。。

コメントありがとうね。
[2010/11/30 00:06] | URL | さくらもち #- [ 編集 ]
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